答えは心の中にある 「自分という壁」 大愚元勝著「心が晴れる生き方アドバイス」 斎藤孝著

2025年10月13日

「それでも幸せな人、不幸な人」加藤諦三著

こんにちは、まっつんです。


いかがお過ごしでしょうか。


今日も素晴らしい一日です。





10月に入ってもまだ30℃に迫る暑さ。

何とかならないものか…。





本日ご紹介する本は、悩みは消えないということを説きます。

そして悩みを消すのではなく受け入れなさいといいます。


中年にもなると20代の頃にはなかったような悩みがどんどん押し寄せてきます。

自分の将来のこと、身体のこと、親のこと、仕事のしがらみ...。


何とかならないものか…。




今日の一冊:

「それでも幸せな人、不幸な人」
加藤諦三著
株式会社三笠書房



・不幸を受け入れることこそ幸せの条件
“「すべての悩みがなくなるような力を求めていけません」と古代ギリシアの哲学者エピクロスは言っている”


“この言葉はアメリカの心理学者シーベリーの「不幸を受け入れる」ということと同じ内容を別の言葉で表現している。”



いやぁ、悩みはなくしたいのですが…笑


しかし著者曰く、悩みのない人生はあり得ないと。

多くの人はそれらの悩みを一気に解決する方法を見つけようと躍起になる。

すぐに結果を見たがる。すぐに結果を欲しがる。

心理学でいう幼児退行をしてしまい、無条件の愛を求めて、しまいには神経症になってしまう。

第三者から見れば「なぜこんな些細の事に…?」という小さなことにつまずいて、自分の世界で悩みを作り出して前に進めない状況を作ってしまう。



そうなんですよ。


つまずく時ってホントに些細がことがきっかけだったりしますよね。急に進めなくなって、そこから身動きが取れなくなるような感覚です。


ずーっと同じ悩みが続く様な気がするときもあります。






・無意識の意識化
“規範意識の過剰なうつ病者などは、自分は意識の上で規範意識が過剰であっても、無意識の領域では欲求不満の塊であるということを意識することが大切である。”

“そして、そう意識することがアメリカの心理学者ロロ・メイの言う「意識領域の拡大」であり、不安の積極的解決である。そしてユングの言う「自己実現」である。”


コップの水が半分入っている時に「半分しかない」という方に意識が向くのはなぜだろうかということ。

自分にはあれがない、これもない、とにかく足りていないものばかりになってしまう…。そうですよね。自分には足りないものばかり。他人の芝はますます青く見える。

しかし、著者が言うにはこれは逆で、劣等感があるから他人と比較してしまうのだと。


「ない」方に意識が向いてしまうのはなぜだろうか。

自分は一体何に対して不満を抱いているのだろうか。




・満足している人たち
“困難な状況に際してエネルギッシュな人は、一ミリずつ回復しようとする。”

“生きるエネルギーのない人は、逆境で逆転満塁ホームランを打とうとする。一ミリずつ回復しようとしない。そして「この困難で私は不幸」と言う。”



なんだか耳が痛い…(笑)。




大事なのは以下のような事だと思います。

・日常生活を整える。
・小さなことを大切にする。
・自分がなぜ今の状況に陥ったかを考える。なぜ悩みに執着してしまうのか。なぜほかの視点を持てないのか。
・心の中の無意識に気付くこと。それを意識化すること。






冒頭にあったように、「全ての悩みを消そうとする力を求めない」ことは重要なヒントになると思います。

すぐに結果を見ようとしない。逆転ホームランを狙わない。

そして足るを知り、一ミリずつ回復していきましょう^^



心理学研究者そして社会学者の視点からこういったことを伝えてくれる一冊です。










では、また。





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takashi2520 at 18:30│Comments(0)心理学 | 自己啓発

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