2025年10月12日
答えは心の中にある 「自分という壁」 大愚元勝著
こんにちは、まっつんです。
いかがお過ごしでしょうか。
今日も素晴らしい一日です。
今日も素晴らしい一日と言いながら、心の中では悩み事を抱えていたりします…(笑)。
会社の実務であったり人間関係であったり。
さらには自分が40過ぎということも関係して、ミッドライフクライシスの真っ只中という状態。
あの事やこの事や、アイツの事とかコイツの事とか…。
どうにかならんものか。
さて今日の一冊はこちら。
「自分という壁」
大愚元勝著
株式会社アスコム
2023年4月12日発行
著者の大愚元勝さんは愛知県福厳寺の住職を務め、YouTubeでもご活躍されている方です。
本書は仏教の視点から、自分の心や感情に振り回されないための方法が書かれています。
具体的には
・欲に気付くということ
・そのイライラはどこから来るのか
・悩みとはいったい何なのか
・マイナス感情に溺れないための方法
などなど。
本書の「はじめに」の部分に結論がいきなり書いてあります。
“結論を申し上げますと、心に生じるすべての苦しみは「あなたの頭の中の妄想」から生まれています。じつは、そこに他人は関係ありません。”
ムム...。
アイツがイケナイ、コレがイケナイと思ってたのだが、他人は関係ないのか?
この著者の面白いところは、無意識の行動や言動を振り返り、意識化させようと言っているところです。
“誰もがその無意識の信念に基づいて、考えたり、話したり、行動したりします。そして、それが自分の人格や運命を決めているのです。
ブッダは、そんな私たちの根底にある信念や思考体系を変えようとしました。
...(中略)仏教とは、自分自身を振り返るための”気づきの手法”をパッケージ化したものなのです。”
たしかに私たちの行動や言動は無意識下で行われることが多く、つい言い過ぎてしまったり、余計な行動をとってしまいがちです。
そんな無意識で行われることを意識していくことが大事だということ。
「あの人」がなぜか気に障る。
「アイツ」の行動が許せない。
なぜうまくいかないんだという焦り。
その感情や焦りの裏には、「欲」、「怒り」、そして「無知」というものが隠されている。
そこに気付こう。
その負の感情、焦りはなぜ心に出てくるのか。
その心を徹底的に見つめよと説きます。
欲というものは完全に消し去ることはできません。しかし、それに支配されて、さらに振り回されて生きていく必要もありません。
欲がある、怒りも生じる、それを知ったうえで自分の感情に気付いて、振り回されることなくセーブしていくことは可能であるといいます。
なぜそう思ってしまうのか、なぜこういう行動をとってしまったのか…。
それを放置せず、ちゃんと振り返りましょう。そして向き合いましょう。
本の最後には考え方のクセを直す方法が記されています。
”ほとんど妄想と割り切って生きる”という考え方や、瞑想によって感情の移ろいに気付いていくという方法も書かれており、この辺りはハウツーとして非常に実用的な部分です。
何年も前に言われた一言が今でもムカつくといったことが皆さんにもあるかもしれません。
しかし、その一言は現在の話ではなく、遠い昔の話。その相手もいないし、ただ自分の記憶に残っているだけ。だとすれば現在起きている話ではなく、それはもはやあなたの心の中だけにある妄想です。
現在のリアルなものではなく、心の中にある妄想に腹を立てて生きていく必要があるのかい?
それが悩みの原因であり、その妄想に気付きましょうと教えてくれるのがこの本です。
気になる方はぜひ一読あれ。
では、また。

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いかがお過ごしでしょうか。
今日も素晴らしい一日です。
今日も素晴らしい一日と言いながら、心の中では悩み事を抱えていたりします…(笑)。
会社の実務であったり人間関係であったり。
さらには自分が40過ぎということも関係して、ミッドライフクライシスの真っ只中という状態。
あの事やこの事や、アイツの事とかコイツの事とか…。
どうにかならんものか。
さて今日の一冊はこちら。
「自分という壁」
大愚元勝著
株式会社アスコム
2023年4月12日発行
著者の大愚元勝さんは愛知県福厳寺の住職を務め、YouTubeでもご活躍されている方です。
本書は仏教の視点から、自分の心や感情に振り回されないための方法が書かれています。
具体的には
・欲に気付くということ
・そのイライラはどこから来るのか
・悩みとはいったい何なのか
・マイナス感情に溺れないための方法
などなど。
本書の「はじめに」の部分に結論がいきなり書いてあります。
“結論を申し上げますと、心に生じるすべての苦しみは「あなたの頭の中の妄想」から生まれています。じつは、そこに他人は関係ありません。”
ムム...。
アイツがイケナイ、コレがイケナイと思ってたのだが、他人は関係ないのか?
この著者の面白いところは、無意識の行動や言動を振り返り、意識化させようと言っているところです。
“誰もがその無意識の信念に基づいて、考えたり、話したり、行動したりします。そして、それが自分の人格や運命を決めているのです。
ブッダは、そんな私たちの根底にある信念や思考体系を変えようとしました。
...(中略)仏教とは、自分自身を振り返るための”気づきの手法”をパッケージ化したものなのです。”
たしかに私たちの行動や言動は無意識下で行われることが多く、つい言い過ぎてしまったり、余計な行動をとってしまいがちです。
そんな無意識で行われることを意識していくことが大事だということ。
「あの人」がなぜか気に障る。
「アイツ」の行動が許せない。
なぜうまくいかないんだという焦り。
その感情や焦りの裏には、「欲」、「怒り」、そして「無知」というものが隠されている。
そこに気付こう。
その負の感情、焦りはなぜ心に出てくるのか。
その心を徹底的に見つめよと説きます。
欲というものは完全に消し去ることはできません。しかし、それに支配されて、さらに振り回されて生きていく必要もありません。
欲がある、怒りも生じる、それを知ったうえで自分の感情に気付いて、振り回されることなくセーブしていくことは可能であるといいます。
なぜそう思ってしまうのか、なぜこういう行動をとってしまったのか…。
それを放置せず、ちゃんと振り返りましょう。そして向き合いましょう。
本の最後には考え方のクセを直す方法が記されています。
”ほとんど妄想と割り切って生きる”という考え方や、瞑想によって感情の移ろいに気付いていくという方法も書かれており、この辺りはハウツーとして非常に実用的な部分です。
何年も前に言われた一言が今でもムカつくといったことが皆さんにもあるかもしれません。
しかし、その一言は現在の話ではなく、遠い昔の話。その相手もいないし、ただ自分の記憶に残っているだけ。だとすれば現在起きている話ではなく、それはもはやあなたの心の中だけにある妄想です。
現在のリアルなものではなく、心の中にある妄想に腹を立てて生きていく必要があるのかい?
それが悩みの原因であり、その妄想に気付きましょうと教えてくれるのがこの本です。
気になる方はぜひ一読あれ。
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